照山亜寿美さん(城里)が混戦を制し通算145打で初優勝
前日トップの成田美寿々さん(千葉国際)は7位タイ
平成22年度の関東女子ゴルフ選手権(決勝大会)は20日、午前8時から神奈川県の相模カンツリー倶楽部(全長6151ヤード=パー72)に133人が参加し、前日に引き続き後半の18ホールストローク・プレーを行った。 第1日は終日、雨に見舞われ競技者は苦戦したが、この日は初夏を思わせる好天に恵まれ、第1日を71(−1)で回り、トップに立っていた成田美寿々さん(千葉国際)を追って、若い世代同士の接戦が繰り広げられた。終盤、照山亜寿美さん(城里)、青木瀬令奈さん(白水)、江澤亜弥さん(こだま神川)、川岸史果さん(大宮国際)、岡村優さん(水戸レイクス)の5人が激しく競り合ったが、17番、18番の連続バーディーにものをいわせ最終ラウンドを71(−1)でまとめた照山亜寿美さん(15歳)が通算145打(+1)で初優勝した。
今回、関東女子選手権の15回連続出場の南雲真理さん(箱根)、同10回連続出場の山本美恵子さん(成田東)がそれぞれ表彰され、連盟から記念品が贈られた。
気温25度を超える暑さに見舞われた。この競技で前年、予選落ちの苦渋をなめさせられた照山亜寿美さんが奮起し、前日の5位から追い上げ、青木さん、江澤さん、川岸さん、岡村さんらと終盤、激しく競り合った。この日、照山さんは『パッティングの調子がよかった』というように、好調なパットに助けられて着実にスコアをまとめた。優勝に結びついたのは終盤、17番、18番でものにしたバーディーだった。17番は第1打をバンカーに叩き、絶妙なアイアンショットでピンチを逃れ、ついで最終ホールの18番でも手堅いアプローチを生かしたバーディーという会心のゴルフで決勝初出場にして優勝という快挙を達成した。