ハンディキャップは、ゴルフの楽しみをより高めるものです。技量が違うプレーヤー同士が、対等、公平に競い合えるように考え出されたシステムです。所属倶楽部の競技で使う倶楽部内ハンディキャップやオフィシャルハンディキャップと呼ばれます。
プレーヤーの技量の指標である「ハンディキャップインデックス」は、USGAハンディキャップインデックス方式を採用している約60か国でも使用できます。さらに、全世界共通基準であるワールドハンディキャップシステム(WHS)の導入が進められています。
KGA加盟倶楽部の他に、日本ゴルフ協会 (JGA) や日本パブリックゴルフ協会加盟クラブ、都道府県ゴルフ競技団体などに所属し、JGAが認めたコースでの54ホール分のスコアを提出すると、ハンディキャップインデックスが発行されます。直近の実力を反映させるため、スコア登録を行った翌日に、更新されます。
ワールドハンディキャップシステムは、世界に存在していた異なるハンディキャップシステムを統一し、プレー方法やプレー場所に関わらず、技量の異なるゴルファーが公正かつ公平に競い合えるようにすることを目的としています。
詳しくは、JGAホームページをご覧下さい。
J-sysにログイン後、「ゴルファーの管理」→「ホームゴルファーの新規登録」をクリックし、基本情報やその他項目を入力します。詳しくは、下記項目をご参照ください。
・操作ガイド27-31ページ
・J-sys 「よくある質問」⇒ホームゴルファーの新規登録
倶楽部のハンディキャップ委員会の方針により異なりますが、倶楽部または会員の方いずれも入力ができます。 入力方法につきましては、操作ガイド95-111ページまたは、J-sys「よくある質問」⇒スコアの新規登録・修正・削除をご参照ください。
ゴルファーが現在所属している倶楽部・団体に対して、J-sys 画面上で変更依頼を行い、相手が了承するとホーム変更が完了します。詳しくは下記項目をご参照ください。
・操作ガイド43-49ページ
・J-sys「よくある質問」⇒ホーム変更・所属登録
入会時の登録を推奨します。
J-sys「ハンディキャップインデックス」⇒「ハンディキャップインデックスの検索」画面より、ゴルファーのグリッドナンバーや氏名で検索及び確認ができます。詳しくは、下記項目をご参照ください。
・J-sys「よくある質問」⇒ゴルファー情報
ホームなしゴルファーとなってから2年間は、GlidNo.と登録情報が保持されるため、その間に他の倶楽部に所属すれば、以前のデータを引き継ぐことが可能です。詳しくは、下記項目をご参照ください。
・J-sys「よくある質問」⇒ホーム変更・所属登録
登録済のスコアデータは、ホーム変更後も引き継ぐことができます。ただし、楽天GORA等へホーム変更をする場合は、引き継ぐことができないため新規登録となりますので、ゴルファーにご了承いただくようお願いいたします。
倶楽部ホームページやクラブハウス内への掲示を推奨します。
・閲覧ファイルを用意して、クラブハウス内で閲覧出来るようにしている倶楽部もございます。
・その他スコアカード記録に関する内容は、J-sys「ゴルファーの修正・確認」画面やハンディキャップ規則
の付属規則B「プレーヤーのスコア記録」をご参照ください。
各倶楽部で設定した日時のハンディキャップインデックスとプレーイングハンディキャップを、ロビーや会員ホームページに掲載したり、一覧表冊子を作成して誰でもいつでも閲覧できるように対応している倶楽部があります。
・入賞者のネットスコア集計データを元に検討されている倶楽部もあります。詳しくは、下記項目をご参照ください。
・ハンディキャップ規則 付属規則C「ハンディキャップアローワンス」
・JGAホームページ「ハンディキャップ」⇒「ハンディキャップの使い方」⇒「プレーイングハンディキャップ」
実際に提出率を上げるための活動を行っている倶楽部では、下記のようなことを実施しています。
・会員の提出率を掲示し、低い人(50%以下)の氏名を赤字で表記する。
・月例組合せ表に来場回数に対しての提出率を表示している。
・掲示や声掛け等でスコアカードの提出を呼び掛ける。
・カードホルダーに提出用スコアカードの嵌め込みをしている。
ハンディキャップ委員会が少なくとも年1回は、検証することを推奨しています。検証にあたり入手可能なすべての証拠を注意深く検討するべきです。詳しくは、下記項目をご参照ください。
・ハンディキャップ規則4.4「スコアの証明」、規則7「委員会の行動」、付属規則D「ハンディキャップの検証」
・JGAハンディキャップサイト動画#4「誰でも持てるハンディキャップインデックス」、#9「ハンディキャップ検証」
下記のように設定している倶楽部があります。各倶楽部に合った設定をご検討ください。
・前月末時点のインデックスを1ヵ月使用。
・前月1日時点のインデックスを使用。
通常、コースHDCPにハンディキャップアローワンスを掛けて算出し、端数を四捨五入した整数で表示します。詳細は、下記規則をご参照ください。また、JGAホームページハンディキャップページに換算シート(Excel)が提供されておりますので、ご利用ください。
・ハンディキャップ規則6.2「プレーイングハンディキャップ」
コースレーティングは、通常のプレーイングコンディションを基準として算出しています。しかし、ゴルフコースの難易度は、天候やコースコンディション等により、日々大きく変化する可能性があります。PCC(プレーイングコンディション計算)とは、プレー当日のコンディションが通常と異なる場合に、それを補い調整する機能です。詳細は、下記サイトの動画をご参照ください。
・JGAハンディキャップサイト動画#13「プレー時のコースコンディション」
ハンディキャップ委員会で、適正なアローワンスの検証やインデックス値が公平であるか等の検証を推奨します。
出場資格は、申込日時点でのインデックスにて決定する等、競技規定の掲載することを推奨します。
プレーヤーが確認できるように、クラブハウス内やマスター室前、スタート小屋に掲示することを推奨します。
提出されたスコアカードの最新20枚中から、ベストディファレンシャル8枚の平均によって算出されます。
提出枚数が20枚未満の場合は、スコア記録内に登録されている枚数に応じて、使用するベストディファレンシャルの枚数が変わり、また調整値を適用し算出されます。詳しくは、下記をご参照ください。
・ハンディキャップ規則5「ハンディキャップインデックスの計算」
・JGAハンディキャップサイト動画#2「ハンディキャップインデックスの計算方法」
・JGAホームページ「ハンディキャップ」⇒「ハンディキャップの使い方」
ハンディキャップインデックスが極端に増加しないように、キャップ機能が適用されます。
ソフトキャップとは、新たに算出されたプレーヤーのハンディキャップインデックスとローハンディキャップインデックスの差が3.0打を超えた場合に適用されます。
ハードキャップとは、ソフトキャップ適用後に、プレーヤーのハンディキャップインデックスがローハンディキャップインデックスより増加できる上限を5.0打に制限する機能です。
詳細は、下記をご参照ください。
・ハンディキャップ規則5.8「ハンディキャップインデックスの増加制限」
・JGAハンディキャップサイト動画#6「キャップ機能」
スコア記録に登録されている最新のスコアから過去365日間におけるプレーヤーの最少ハンディキャップインデックスです。詳細は下記をご参照ください。
・ハンディキャップ規則5.7「ローハンディキャップインデックス」
例外的なスコアがプレーヤーのスコア記録が提出された場合、調整表に従ってハンディキャップインデックスがJ-sys 内で自動的に低減されます。詳細は下記をご参照ください。
・ハンディキャップ規則5.9「例外的なスコアの提出」
・JGAサイト動画#4「誰でも持てるハンディキャップインデックス」
実際に検証をしている倶楽部では、下記のような頻度で行っています。各倶楽部のご事情に合わせてご検討ください。
・年に3回委員会で検証を行う。
・月に1回事務局で検証を行い、再検証が必要なものを委員会で検証する。
・3ヵ月に委員会で検証を行う。
承認されたプレー形式でプレーされ、ハンディキャップ査定に採用するための最少ホール数をみたすもの等、詳細は下記をご参照ください。
・ハンディキャップ規則2「ハンディキャップ査定に採用可能なスコア」
フロント9を奇数、バック9を偶数とし、18ホールを3ホール毎の6つのブロックに分け、各ホールの対パー難易度の順番に割り振ることを推奨します。詳細は下記をご参照ください。
・ハンディキャップ規則 付属規則E「ハンディキャップナンバーの割り当て」
ゴルフコースのプレー難易度に影響を及ぼす様々な要素を査定評価します。実査定は、JGAから任命を受けたコースレーティング査定チームが実施します。KGAでは、ハンディキャップ委員会査定部会が実施しております。
コースの再査定は最低10年に1度、大規模な改造を行ったコースでは速やかに再査定を受けなければなりません。詳細は、下記サイトをご参照ください。
・KGAハンディキャップページ
コースレーティング査定を希望される倶楽部は、コースレーティング査定申請ボタンから『コースレーディング査定指示書』の内容をご確認いただき、ご申請くださいますようお願いいたします。
コースレーティングシステムとは、ハンディキャップ規則(USGAハンディキャップシステム準拠)の基準となるものであり、すべてのゴルファーのハンディキャップインデックス計算にかかわります。 コースレーティングシステムは、ゴルフコースのプレー難易度に影響を及ぼす様々な要素を査定評価し、コースレーティングとボギーレーティングを算出し、両者の差に基づいてスロープレーティングを算出します。
詳しくは、JGAホームページをご覧下さい。